♥ 2016.09.09 Friday
3179.猫刑事物語15
窃盗犯か?食い逃げ犯か?
オレの名はジョージ。職業は刑事。猫警察猫娘署生活安全課勤務のデカ猫なんだ。刑事猫生活12年、ろくに休みも取ってなかったから今年の夏は長い夏休みをもらってたんだ。そしたら事件が多発しとるやないか〜。やっぱオレが目を光らせてないとあかんな。昨日は10日ぶりに29度で涼しい風も吹いたし、暑いのもあと少しの辛抱。気合入れて地域の安全に取り組まなあかんな。
事件現場はココ。灯籠の下で起こったんや。じゃ鑑識の米沢さん呼んで現場検証を始めるとするか。
ココは大事な宝物が隠してあった猫の金庫やねん。以前は縁の下を金庫にしてたんだが【縁の下にお宝がざっくざっく隠してあったんやで】今年はマロンが縁の下を陣取っとるから灯籠の下に変えたんや。
お宝は7匹隠してあったはずなのに4匹しかあれへん。あれ?なんや足だけいっぱい残っとるぞ!ま・ま・まさか3匹足らんのは喰われたってことかぁ〜?
くっそ〜!せっせと溜めてた大事なお宝を盗みやがって。これって窃盗犯じゃなくて食い逃げ犯?
こうして昼も夜も休まず刑事猫の張り込みが始まった【オレが一番得意な捜査が張り込みやねん】あんぱん買って来てくれ〜。捕まえるまでココを動けへんで。
何が何でも犯人はオレが捕まえるや。今夜も寝ずの番やな。そう思った頃、とうとう犯人が現れた。するりと灯籠の下に潜りやがった。やっぱり犯人は現場に戻ってくるんや〜。
お前はじめて見る顔やな。どこのどいつやねん【今までの庭に来るメンバーにはおらんかったぞ】何がセミの盛り合わせやねん。オレのセミ3匹も喰いやがって〜。お腹空いてるのかとウチの猫娘署長がカリカリ振る舞ったのにカリカリには手を付けんとセミだけ喰っていきよんねん。
なにも死んだセミなんか喰わんでも、喰うなら自分で活けどりして踊り喰いせえよ〜。お前が喰ったのはオレのコレクションやねん。セミが居なくなってからも遊べるように大事に隠してあったんや。ひとの宝物を横取りするとは、ふてぇ野郎だ。
犯人は現場に必ず戻る!を信じて張り込み続けた甲斐があったね〜〜
で?犯にゃんは現行犯逮捕に至ったの?
ジョージデカ(刑事なのかデカいのデカなのか未だに悩みどころ)にアッカンベーして犯にゃんが逃げるのを歯ぎしりして見ていただけとか(汗)
今日の捕り物帳は『いっぴき〜にひき〜さんびき〜よん・・・・三匹足りない〜〜』とある『大阪蝉屋敷』かしらん?ハイ!またしても想像(空想?妄想?)は続くよどこまでも〜〜
猫婆様は多分猫娘さんが探しにいかなくてもおひとりで帰って来られると思います。まだ自宅に帰れない程までには進んでないと思いますので、探して欲しい〜単なる構って欲しいちゃん!になってるのだと思いますよ。
イザとなったらその時こそデカ猫刑事ジョージ君の出番!ジョージ君に任せましょうか?