♥ 2018.02.06 Tuesday
3694.猫婆手術
うまくいきますように〜!
今日は猫婆の大腸がん切除の手術日。腫瘍自体は肛門から10センチくらい奥に出来た癌だけど、今回は人工肛門を作る手術だから、おへその斜め下に穴をあけそこから腸を出してお腹の皮膚に縫い合わせ、お腹にウンチの出口を作る手術なんです。朝一番の手術でお昼過ぎには終わる予定。
猫婆の大腸がんは肝臓への転移もあるのでステージ4。高齢だけに抗がん剤など体への負担が大きい治療はしないけど、腸でウンチが詰まりかけ腸閉塞になりかけているので、詰まる前に人工肛門への手術を受ける事を決めたのです。
腹腔鏡の手術だから開腹手術よりは予後は楽。診て下さった先生が腹腔鏡のスペシャリストだったのも心強いな。猫娘が腹腔鏡手術を受けた時は翌日から歩け歩けと言われたけど、入院後全く歩こうとせず寝たっきりの猫婆だと難しいかも〜。歩かないと術中に履くぎゅーっと締める靴下をしばらく履かせる事になるらしい。アレ嫌がるだろうな〜。
手術後に高齢者、特に認知症患者が怖いのが「せん妄」手術をきっかけに起こる精神障害で、手術の後いったん平静になった患者が1〜3日経ってから、急激に錯乱・幻想・妄想状態を起こすこと。大事な管を抜いたりしてしまう恐れもあるので、暴れたら拘束しても良いと言う書類も書かされる。
普通の高齢者なら数日で元に戻る「せん妄」だが、高齢の認知症患者は長引く事も多いらしい。猫婆はもともと凶暴性のある認知症だけに術後も看護士さん達の目の届くところで数日はケアーしてもらう予定になってるの。なんせ昨日も暴れちゃったんで、手に拘束用のミトンをはめたんだけど、そのミトンをボクシンググローブだと思ったのか猫娘をバシバシ殴りまくってたもん。
でも猫娘は思うんだよね。猫婆の場合はもともといくつもの型の認知症を発症してるので「せん妄」から覚めたかどうかわかるのだろうか?つじつまの合わない変な事なんていつも言ってるんだも〜ん。分かんないんとちゃうかな。
本人に説明して了承した事だけど、猫婆は聞いても3分後に忘れてしまうので、お腹に出来た梅干しみたいな人工肛門を見た時どんな反応をするのかとっても不安。術後1週間くらいでこれから使う畜便袋になるらしいけど、剥がしちゃわないかが心配だし。猫婆が便を溜める袋の存在に気付いてからがたぶん戦争だよな。本人が傷口を見るのは来週になるらしい。
とにかく今日は無事を祈るしかない。手術が終わらないと落ち着かないもんね〜。今日は病院の近くにお住まいの元ニャンコの母さんが手術待ちの時間を一緒に過ごしてくださるって、甘える事にしたの〜。心強いわ。
昨日は下剤を飲ませるのに看護士さんだけじゃ目が届かず、だってこそっとベッドの下にこぼして「飲んだ」って言う宇宙人っぷりなんだもん。下剤2リットルは四苦八苦したし、そのしゃびしゃびの下痢便をおむつで受けるのも大変だったけど、手術しちゃえばもうその苦労もなくなるから、きっとあたしは楽になるはず〜。しばらく看護は病院スタッフさんにおまかせできるしね。その間どうかどうか大人しくしててくれますように〜。